うつ病の症状は年齢に関係なく発症します|治療には周囲の強力が必要

女医

発症の過程と治療

下を向く男性

うつ病の症状を持つ人は、2008年の時点で100万人を超えるようになってきました。昔はこの患者数も半分以下にとどまっていましたが、ストレス環境の増加や症状の認識の広がりで増えてきたと見られます。このうつ病の典型的な症状は、不眠や食欲不振、倦怠感や悲観的な考えがあらわれるようになることです。このような症状がしばらく続けばうつ病の可能性が高く、そのままにしていると症状も悪化してしまいます。早めに病院で診てもらい、治療を始めることが症状を抑えていけるようになります。では、どうしてこのような症状が出てしまうのかは、強いストレスにより脳の神経伝達物質の働きが異常になってしまうからです。この神経伝達物質には、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンが代表的な成分です。これらが正常に分泌されることで、豊かな感情や満足感などを実感していくことができます。しかし、この分泌量が乱れてしまうことで、不安定な感情を持つようになります。それまで楽しんでいたことも楽しめなくなり、どんどん悪い方向へ考えるようになってしまうのです。うつ病の根本的な原因は脳の働きにあるので、これらを正常に戻していくことで症状が抑えられるということです。精神科や心療内科を始めとする病院では、投薬によりこの働きを整えていくことになります。このように、人の体には無数の神経が存在し、強いストレスを受けることでその働きが鈍ってしまいます。人によって個人差はありますが、神経をなるべく刺激しないことでうつ病の症状をある程度防いでいくことができます。ゆっくりと静養したり、前向きな考え方を意識することが、うつ病予防にもつながっていきます。

うつ病を治療してくれる専門の病院では、原因となる脳の働きから薬による治療が主になってきます。この治療に使われる薬は一般的に抗うつ剤となり、その種類もさまざまです。人によって効果の出方に違いがあるので、しばらく服用することで様子を見ていく流れとなります。症状が落ち着かないようであれば別の薬に替えていき、それで再び効果を期待していきます。薬に効果があらわれれば、それでしばらく続けていくことになりますが、医師の判断で薬が徐々に減らされていきます。これは最終的に薬に頼らないぐらいの状態になるために、体を慣れさせていくためです。薬を減らしていく段階では、症状もだいぶん回復傾向にあるので、あせらず治療に専念していくことが大切です。これと同時に、カウンセリングもうつ病には効果的で、カウンセラーとの会話による心理的な治療となります。今までの否定的な考えをこれで見直していくことができ、自信を付けることがこの治療の目的です。自信を付けることで考え方も前向きに変わり、ストレスにも強い抵抗力を持つようになれます。このカウンセリングは、同じ病院内で行っているところや、独自の施設で行うところもあります。このような治療の流れで、不快な症状がだいぶん抑えられてくるようになります。改善できる期間は人によりますが、1年半から2年で治ったという人が多いです。ただし、治療中は医師の指導に従って薬を正しく服用していかなければなりません。そして、ストレスを感じてしまうことが逆効果となるので、そのようなことから避けた生活を送っていくようにしましょう。医師やカウンセラーには、素直に症状に関する悩み事を相談できるので、1人で解決しようとせず頼っていくことで心も楽になれます。